化粧品同士の相性を考える
ときどき「他社の製品と重ねて使うのはよくないですか?」というご質問をいただくことがあるのですが、化粧品は、他メーカーのものを重ねて使うと肌によくない効果があるということはありません。
ただ、より効果を実感できるように、
化粧品メーカーはライントータルで組み立てて処方しています。
たとえば、しっかり落とすクレンジングには
こってりめの保湿化粧水や保湿クリームが必要になります。
私が作っている化粧品だと、優しく落として、
しっかり表面ガードよりも内部保湿を重視したクリームで潤すようになっています。
これらを極端な組み合わせで使ってしまうと、
乾燥してしまう、べたついてしまう、
というケースも出てきてしまいますよね。
同じラインで使わないときは、こういった相性を考える必要があります。
ライン使いは一層効果を実感できる場合も
また、クリームはこの成分メインだから、
化粧水ではこの成分メインにと、トータル的に
肌への満足感が高まるように組み立ててもあります。
メーカーは、そのようにコンセプトを持って作っているので、ラインで使うとより一層の効果を実感でくるということは当然出てくると思います。
ただし、このブランド一筋、というのは、
選択の幅を狭めてしまうことにもなりかねません。
肌は常に変化しているし、化粧品も常に変化しているので、
気になるものがあったら、一品からでも試して取り入れてみるのがいいと思います。
クレンジング・洗顔で見極める
スキンケアの要でもあり、
スタート地点でもあるクレンジングと洗顔。
肌を潤す役割の化粧品や乳液、保湿クリームよりも、
そのブランドのコンセプトや考え方が表れやすいです。
クレンジング・洗顔で見極めるというのも、ひとつの方法です。

アマルディア化粧品 代表&開発者 加藤理恵
化粧品原料メーカーOLを経て、2002年アロマ精油輸入販売の会社を設立起業。2004年、オリジナルアロマ化粧品「アマルディア」を開発。肌に優しいだけではない結果がでるスキンケアとしてクチコミ大人気に。
「肌にいいものだけで化粧品作れないかな」そんな想いだけで化粧品ブランドを立ち上げた!アマルディア化粧品開発者兼代表。1967年2月26日生まれ。